当ホームの名称は「わたしの居場所」です。
グループホームの名前では、一般に
「◯◯ホーム」とか「◯◯ハウス」とか「◯◯家」とか
お家そのものを表すワードや名称が多いように感じます。
そんな中、当ホームの名称で言えば、
一般的なグループホームの名称とはちょっと違いますね。
それに至った経緯について、
ここでは触れてみたいと思います。
「わたしの居場所」は誰しも必要不可欠なところ
自分自身が「こうありたい」とか「こうやって生きていきたい」
という思いって、人それぞれありますよね。
思い描いている姿を実現すべく、
日々一生懸命暮らしているのではないでしょうか。
こうありたい・こうやって生きていきたいの思いを実現するために、
必要なものがあります。
それは、自分の本拠地です。
本拠地となるのは、自分の自宅というハード面でありますが、
ただハード面だけが揃えればオッケーというわけではありません。
そこに住まう「家族」によって構成されていますし、
家族こそが最小の社会と言えます。
家族と共に日々寝食を共にして、
いろんな出来事にも遭遇して、
いいこともそうでないことも全部体験していく。
日々の積み重ねで、小さな社会で揉まれて、
自分を確立していく。
家族あっての自分が形成される と思います。
その中で、
- 自分自身はこうありたいとか
- こうやって生きていきたい、
- これが好きなこと
など自分の思い描く姿や趣味嗜好が出来上がりますね。
つまり、それって家と家族という
安心していつでも帰ってこれる場所
つまり【わたしの居場所】があるから、
自分自身のことを真剣に考えて生きていける
と思います。
本拠地=わたしの居場所
がきちんと構築していれば、心の安寧となります。
グループホームでの本拠地作りとは?
当ホームは障がい者(軽度の精神・知的)を対象とした
グループホームとして運営をいたします。
上記の対象となる方は、ご家庭での生活が困難であったり、
なんとか社会的にも一人で暮らしていきたい思いはあるけど、
まだ一人だと心配
という方が対象となります。
その方々が入居されるグループホームでの役割というのは、
- 家自体のハード面
- 家族というソフト面は、弊社スタッフや他の入居者さん
ということになります。
ですから、入居者さん自身はスタッフや他の入居者さんを
入居者さんご自身の家族と思っていただきたく思っています。
ご縁があって当ホームでご一緒するわけですから、
入居者さんご自身が思い描く姿になるための
まずは当ホームで「生活の基盤作り」をしっかりとしていただきたい
というふうに考えております。
そのために入居者さんの叶えたい思いを実現するために、
スタッフも精一杯お手伝いをさせていただきます。
関わる方全てが「自分の思い描く姿」になるために
当ホーム【わたしの居場所】は、入居する障がい者の方をサポートするのはもちろんですが、
入居者さんをサポートするスタッフや弊社に関わるすべての方にとっても、
自分自身が機嫌よく過ごせるようになってほしいなー
と個人的には思っています。
それは各々が「自分の思い描く姿」へと進むためには、
このように考えております。