グループホームへの入居を検討する際、「外泊はできるの？」「実家に帰ることはできるの？」といったご質問をよくいただきます。
ご家族との関係や、ご本人の生活リズムにとって、
外泊や一時帰宅はとても大切な時間ですよね。
結論から申し上げると、当グループホーム「わたしの居場所」では、
外泊・一時帰宅の対応は可能です。
ただし、円滑な支援のためには、いくつかのルールや事前確認の流れが必要です。
外泊・一時帰宅はどういう時に行うの？
外泊や一時帰宅は、以下のようなケースで希望されることが多くあります：
- 実家で過ごしたいとき
- ご家族のイベントや通院付き添いなど
- ご本人のリフレッシュ・気分転換
- 法事や冠婚葬祭などの予定
これらは、「地域で暮らす」という当ホームの方針と矛盾しないどころか、
むしろ社会参加や自己決定の一環と捉えています。
外泊を希望する場合の基本的な流れ
外泊や一時帰宅を希望される場合は、以下の手順で対応しています：
- ご本人またはご家族より「外泊希望」の申し出
- スタッフと日程や期間について確認
- 体調・服薬・持ち物・連絡先の確認
- 支援記録に反映し、必要に応じて相談支援専門員へも連絡
特に初回や状況に応じて、ご本人のストレス・生活リズムの変化に配慮し、
事前の聞き取りや面談などを行うこともあります。
外泊中の注意点や支援の考え方
外泊は「自由」として認められつつも、以下のような配慮が必要です：
- 服薬管理：薬の持ち帰りと服薬状況の把握
- 体調確認：発熱・風邪症状などがある場合は延期の可能性あり
- 緊急連絡体制：滞在先の連絡先を確認・共有
- 戻る日と時間：事前共有（支援体制の調整が必要なため）
支援者の立場としても、記録と連携は丁寧に行います。
一時帰宅（日帰り）との違い
「一時帰宅」は、日中に自宅や家族の家へ外出するようなケースです。
泊まりを伴わないため、原則的に手続きは簡素ですが、
体調や予定の確認は事前に必要です。
- 外泊：宿泊を伴う外出
- 一時帰宅：日中だけの帰省、数時間の外出など
どちらも「自己決定」を尊重しつつ、安全面への配慮を行います。
よくある質問（FAQ）
- Q. 外泊に回数制限はありますか？
- A. 1ヶ月あたりの対応可能日数は設けさせていただいております。
ただご本人の状況に応じて柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。 - Q. 外泊中の食事や日用品はどうなりますか？
- A. 外泊期間中はホームの提供対象外となります。
必要な準備はご家族と相談しながら行います。 - Q. 外泊から戻った後、何か確認はありますか？
- A. 体調の変化がないか、服薬ができていたかなど、簡単な聞き取りを行います。
「わたしの居場所」が大切にしていること
外泊や一時帰宅をめぐる支援の中で、私たちが大切にしているのは、
「ただのルール」ではなく「その人の暮らしを支える柔軟さ」です。
- 外泊＝例外ではなく、暮らしの一部として自然なこと
- ご本人の希望と安全を、バランスよく支援
- ご家族や相談員との連携も丁寧に
小さな自由や選択を積み重ねることが、
「地域でその人らしく暮らす」ことの第一歩だと考えています。
お問い合わせ・ご相談はこちら
外泊や一時帰宅についてご不明な点があれば、
お気軽にご相談ください。
内覧や体験入居も随時受付中です。
